今回は、我が家の娘のジュニアNISA口座で運用している【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】の運用成績について公開します。
2020年8月から購入を開始し半年間運用してきていますので、みなさんの参考になるかと思います。
ジュニアNISAって何?という方は過去の記事をご参照ください。
その上で、「ジュニアNISAで何を買えばいいの?」、「損しちゃうんじゃないの?」という方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
そんな方に向けてこの記事は書いています。
この記事は次のような方の参考になります。
- ジュニアNISAで何を買えば良いか迷っている
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が気になっている
つみたてNISAでは年40万円まで(非課税期間は20年間)ですが、ジュニアNISAは年80万円まで(期間は5年)が上限です。
ジュニアNISA【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】
つみたてNISAで対象の【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】ですが、ジュニアNISAでも買うことができます。
ジュニアNISAは個別株にも投資できますが、個別株の選別に自信がない場合は長期目線での投資信託が無難と思われます。
わが家のジュニアNISA口座は夫(ヒトヒトハビィ)が管理していますが、つみたてNISAでも対象となっていて、私が自分のつみたてNISA口座でも買っている、インデックスファンドのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を買付けています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は三菱UFJ国際投信が運営している販売手数料ゼロの投資信託で、この1本で日本を含む世界中の約3000の銘柄に分散投資できます。
最新の目論見書では構成比率の6割弱がアメリカとなっています。新興国が12.4%含まれています。
また、2021年1月16日に発表された投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2020でも【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】が2019年に続いて2年連続で1位となっています。獲得ポイント数をみても圧倒的な支持を得ていることが伺えます。
米国株への投資が人気ですが、長期的に米国株の成長が鈍化したり、新興国の成長が優位な時期が来る可能性もそれなりにあるのではないかと思い、全世界への投資という選択をしています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)以外の全世界対象のインデックスファンド
ちなみに全世界株式へ投資するインデックスファンドは他にもあります。
有名なのは【楽天・全世界株式・インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))】や【SBI・全世界株式・インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))】です。
この2つは細かいことを言うとeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と投資対象の違いがあります。それはベンチマークです。
楽天バンガード(全世界株式)と雪だるま(全世界株式)はベンチマークがFTSEというもので大型株のほか、中・小型株も含めた約8000銘柄が対象で時価総額の約98%をカバーします。
一方、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のベンチマークはMSCIというもので大型株のみで構成され、約3000銘柄で中・小型株は含まれません。時価総額の約85%をカバーします。
このような違いのため、大型株が強ければMSCI優位、中・小型株の伸びが強ければFTSEが優位となりますが、事前の予測は困難かと思います。
ジュニアNISA【2021年1月末まで(6ヶ月間)の運用成績】
夫の許可も得て、娘のジュニアNISA口座の運用成績を公開します。
娘のジュニアNISA口座ではこれまでのところ毎月定額の購入ではなく、タイミングを見てスポット購入を続けてきています。
↓実際の買付の履歴
運用結果です。
2020年はジュニアNISA開始後に年80万の枠を使い切る勢いで8月、9月、10月と20万、10万、10万の買付を行いましたが、そこまでで一旦元本割れしたこともあり、買い付け額が鈍化しています。
その後相場が好調になったこともあって損益はだいぶプラスになりましたが、2020年は45万円までの購入で上限の80万円まで買えていません。
これは単に純粋に入金力不足ですね(汗)。
2021年1月末時点で+12.7%の利益なのでこれはこれで十分かと思っています。
2021年はまだ2万円までしか買えていません。ドルコスト平均法で毎月機械的に一定額積立てる形で買っていくのが頭を悩ませなくて良いように思いますが、最近の上がり調子をみるとこれが今年ずっと続くか不安になります。
※ドルコスト平均法
価格の上下の波がある金融商品の対して投資タイミング、投資期間すなわち「時間」分散することでリスクとリターンを平準化する方法
毎月の積立を少額に抑えつつ相場の下落局面が来ると読んで(信じて)資金を溜めておくか、結局まだ悩んでいます。
まとめ
わが家のジュニアNISA口座の半年間の運用実績をお示ししました。
今回はスポット購入ですが、非課税期間を無視して子どものための将来の資金形成という点で考えると、子どもが3歳の時から毎月3万円で定額積立てて年利7%で運用したとすると、子どもが18歳のときには積立てた元本540万円が15年で950.9万円と1.76倍になる計算です(下図シミュレーションより)。
長期になればなるほど複利が効いてくるので、やるなら早く始めた方が有利です。
実際には利回りは時期によって変動があるのでこの通りにはいかないとは思いますが、世界経済が成長を続ける限りはプラスになると思います。
ジュニアNISAは2023年までで制度が廃止になりますが、その分までの資産が非課税で特定口座に引き継がれるようです。
ジュニアNISAでは途中での払い出しが不可能ですが、廃止後は一部引き出しなどが可能かどうかはまだ不明です。
仮に2024年以降一部払い出しが可能となったとして、資金が必要になったとき、資産を引出そうとしたときにコロナショックのような暴落のタイミングが来るとその時点で資産が一気に目減りすることになりますが、待てるのであれば暴落から回復するまで待つか、暴落が来る前の自分が納得できるタイミングで全額払い出す、もしくは一部取り崩すなどの出口戦略も必要になります。
ジュニアNISAでの投資先としてeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が選択肢となるかどうか、参考になれば幸いです。
では、今回もこの辺りで。
予めお断りしておきますが、投資は自己責任です。特定の商品を勧めているわけではありません。一例としてご参照いただき、最終判断は自分でするようにお願いいたします。