はい、今回もヒトヒトハビィです。
最近、新しく投資を始めたよって話もよく聞くようになったけど、
まとまった資金は用意できないよ…
少額投資にオススメのネット証券を教えて!
そんな悩みをかかえた方のために、今回はSBIネオモバイル証券(ネオモバ)をご紹介します。
今回の記事ではSBIネオモバイル証券の特徴をまとめました。
この記事を読めば、手数料が実質20円以下と安く、溜まっているTポイントだけでも投資が始められるため、特に初心者の少額投資にオススメ!ということがわかると思います。
ぜひ最後まで目を通していってください。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とは
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は、スマートフォンを用いて資産運用(株式投資、FX)ができるネット証券の会社です。
ネット証券大手の株式会社SBI証券とTポイントのサービスなどを手がけるCCCマーケティング株式会社の合弁会社で、2019年4月からサービスを開始しています。
基本的にスマホのネット画面と「ネオモバ株アプリ」による利用が前提で、パソコンやタブレットでの操作は推奨環境外となっています。
SBIネオモバイル証券のメリット、特徴
それではSBIネオモバイル証券のメリットというか特徴について説明していきます。
1株から買える
株の取引は日本株は通常100株を1単元として扱っているので、例えば1株1,000円の株を買おうとすると10万円の資金が必要になります。
1単元、100株に満たない株を単元未満株(ミニ株)と呼びますが、SBIネオモバイル証券では単元未満株の取引が可能です。
まとまった資金がなくても少額から投資を始められるため、投資初心者でも気軽に始められます。
Tポイントで投資できる
SBIネオモバイル証券ではTポイントで株が買えます。
1ポイント=1円です。
1株から買えるため、たとえ溜まっているTポイントが少なくても、現金を投資するのが怖いと思っている初心者が、まずは余っているTポイントで買ってみる、なんてことが気軽にできちゃいます。
事実、初回の取引ではTポイントのみの方が多く、その後、少し慣れてから現金を使った取引を始める方が多いというのがデータで示されています!
さらに、Tポイントで買った株を売却すれば、売却代金が入るため、結果的にTポイントの現金化もできてしまいます。
手数料が定額、月額220円だが実質20円以下で取引可能!
SBIネオモバイル証券では月50万円までの取引では手数料が月額220円と定額です。
どれだけ買付・売却しても定額となっています。
しかも、毎月200ポイントのTポイントがもらえるので、この200ポイント分を差し引くと、実質20円の手数料と見なすこともできます。 後述するクレジットのポイントも考えると実質18円以下となります。
正確には取引額が多いと手数料も段階的に上がる仕組みになっています。
また、毎月付与されるTポイントは「期間固定Tポイント」となります。
月間の約定代金合計 | サービス利用料(月額)(税込) |
---|---|
0〜50万円 | 220円(実質20円以下) |
50万〜300万円 | 1,100円(実質900円以下) |
300万〜500万円 | 3,300円(実質3,100円以下) |
500万〜1,000万円 | 5,500円(実質5,300円以下) |
以下、100万円毎 | 1,100円ずつ追加(上限なし) |
少額投資をする範囲ではほぼ手数料がかからないので、いちいち手数料を気にせず取引できるのが大きなメリットと言えます。
ただし、「月の約定代金」50万円まで手数料220円というのは、買付だけではない点は注意が必要です。例えば、買付20万円、売却30万円だとそれで50万円になりますので、売却分も計算に入れましょう。
単元未満株の買付手数料を無料としているのはマネックス証券の「ワン株」ですが、売却には約定代金の0.55%の手数料がかかります。
「ワン株」にも興味があれば、こちらの記事もみてください。
配当金がもらえる
単元未満株であっても保有株数に応じた配当は受けられます。
よって、複数の高配当銘柄を単元未満で少額ずつバランスよくポートフォリオを組んで保有する、などの戦略も可能となります。
株主優待がもらえる
単元未満株であっても条件を満たしていれば株主優待がもらえます。
1株から優待がもらえる銘柄の例を挙げておきます(※優待は変更されることがあります)。
(2001)ニップン … 健康食品などの優待販売
(2168)パソナグループ … グループ会社ECサイトの割引クーポン(500円分)
(2453)ジャパンベストレスキューシステム … キッザニア優待券
(8173)上新電機 … 優待券(25枚、5,000円分)
(9433)KDDI … auPAYのクーポン(300〜500円分)
定期買付に対応している
毎月、指定した日に自動で買付を行うサービスです。 指定した金額に合わせて成行注文の形で約定します。
毎月少額の積み立て投資のような感じにも使うことができます。
こちらは「ネオモバ株アプリ」専用のサービスとなっています。
IPO投資も可能
SBIネオモバイル証券では「ネオモバ株アプリ」専用で「ひとかぶIPO」というIPO投資のサービスを提供しています。
IPO投資への抽選申し込みは通常100株からですが、「ひとかぶIPO」では、なんと1株から(〜99株まで)IPOの抽選に参加ができます。
そして、抽選方法が独特で「若年優遇」、「取引継続優遇」「FX取引口座保持優遇」といった変わった配分方法をとっていることが特徴です。
資金力が多い(申し込み株数が多い)方がIPO当選のチャンスが多い証券会社はよくありますが、若者の方が当たりやすいチャンスがあるというのは面白い仕組みだと思います。
WealthNavi for ネオモバで1万円から資産形成できる
ロボットアドバイザーによる完全自動の資産運用、WealthNavi(ウェルスナビ)。
通常の「WealthNavi」では最低10万円からの開始で、自動積立は月1万円からですが、「WealthNavi for ネオモバ」では最低1万円、自動積立は5000円から、と 全く同じ内容で、より少額から開始することができます。
WealthNaviについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
SBIネオモバイル証券のデメリット、注意点
ここからはSBIネオモバイル証券のデメリット、注意点についてです。
NISAは非対応、iDeCoは申し込み受付対応
NISAは有用な優遇税制なので是非活用すべきですが、SBIネオモバイル証券はNISA口座には対応していません。
NISAを活用したい場合は素直に大手のネット証券会社を使うのがよいでしょう。
iDeCoに関してはSBI証券からの委託という形でSBI証券のiDeCoへの加入申し込み受付を行っています。
日本株しか買えない
SBIネオモバイル証券では以下のように国内株式等の現物取引に対応しています。
- 上場株式
- 国内ETF
- REIT
- インフラファンド
- 東京証券取引所(1部、2部、マザーズ、JASDAQ)
- 名古屋証券取引所(1部、2部、セントレックス)
- 福岡証券取引所(単独上場銘柄のみ、Q-Board)
- 札幌証券取引所(単独上場銘柄のみ、アンビシャス)
と国内の投資対象には概ね対応していますが、外国株には対応していません。
外国株は1株から買えることが多いので、外国株に投資したいという場合はSBI証券や楽天証券、マネックス証券、DMM株などで外国株口座を開設する方法もありますが、 例えばAmazonやGoogle(Alphabet)などは1株でも30万〜40万円の資金が必要なので、高くて手が出ないという方も多いと思います。
そんな時はPayPay証券であれば、1,000円から金額指定で米国の主要な株を単元未満で買うことができます。
安く米国株に投資したい方にはオススメです。
こちらの記事も参考にしてみてください。
\ 1,000円から投資 /
\ 外国株取扱豊富! /
\ 外国株買付の為替手数料無料! ワン株も買付手数料無料/
\ 米国株売買手数料無料! /
クレジットカードの登録が必要
デメリットというか注意点ですが、SBIネオモバイル証券の手数料はクレジットカード引き落としになります。口座残高からではありません。
クレジットで払うということはクレジットカード毎のポイントが貰えることになります。
例えばカードの還元率が1%なら月額220円で2円分のポイント還元が得られます。
ヤフーカードならTポイントが付くので、SBIネオモバイル証券にヤフーカードを登録することで、毎月付与される200ポイントと合わせて 202ポイントのTポイントが還元されて、実質の月額手数料は18円となります。
SBIネオモバイル証券用に1枚作っておくのもいいかもしれません。
取引しなくても手数料がかかる
手数料が定額であることは説明しましたが、逆に言うと1ヶ月間まったく取引をしなくとも口座を持っているだけで定額の手数料がかかる、ということにはなります。
初めにまとめて購入して、あとはしばらく放置というスタイルの場合は少し注意が必要かもしれません。
一時停止の手続きをすれば利用料は払わずに済みますが、一時停止中はTポイントは付与されません。
単元未満株は成行注文
これはSBIネオモバイル証券に限ったことではないですが、単元未満株の取引では指値(さしね)注文ができません。
狙った価格での約定はできませんが、成行の場合は必ず買えるので買いそびれることは防げます。
IPO株は上場初日に売却できない
IPO株は上場初日の初値で売却をすると利益が出ることがほとんどなので、IPOの抽選に当たった場合は「初値売り」をする人も多いですが、「ひとかぶIPO」では上場初日は売却できません。
1株単位だから、ということかと思います。
初値がついた翌営業日から売却が可能になります。
通常のIPOよりも儲けが多少出づらいかもしれません。場合によっては損失になる可能性もあります。
まとめ
SBIネオモバイル証券のポイントをおさらいすると
- 1株から買える
- Tポイントだけで投資ができる
- 手数料が実質ほとんどかからない
というのが大きな特徴で、投資の入門者が現金は使わずに、まずはTポイントで買ってみて感覚を掴みながら投資に慣れていくのに適しているのではないかと思います。
また、中級者以上にとっては、そこまで資金力が多くない中でも、バランスよく高配当投資を行うのにも使えると思われます。
この辺りは、また別記事でまとめたいと思います。
今回はこれで失礼します。