こんにちは、管理人のヒトヒトのの司令で記事を書いております、ヒトヒトハビィです。
今回は私がお届けして参ります。
投資に興味があるけど、100株単位では高くて手を出せないよ
1株から買えるのもあるって聞いたけど?
と、単元未満株に興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
マネックス証券ではワン株(単元未満株)の買付手数料が2021年7月5日から無料(0円)となりました。
主要ネット証券で単元未満株の買付手数料を無料にしたのはマネックス証券が初です。
この記事ではマネックス証券のワン株について、初心者でもわかるように丁寧に解説しています。
単元未満株を取り扱っている証券会社はマネックス証券の他にも色々とあります。
その中でも人気があるところではネット証券のSBIネオモバイル証券、SBI証券、LINE証券、PayPay証券、日興フロッギーなどが挙げられますが マネックス証券との比較も折り混ぜながらメリットやデメリットをご理解いただけるように構成しております。
単元未満株に興味のある方は、ぜひ参考にしてください!
マネックス証券のワン株とは
国内の上場企業の株式は現在、基本的に100株で1単元に統一されています。
この最低売買単位である1単元(100株)に満たない株式のことを単元未満株といいます。
マネックス証券の「ワン株」とは、通常100株単位でしか買えない株を1株から買えるサービスです。
例えば、任天堂(7974)の株が欲しいと思った場合、任天堂の株価は2021年9月現在で1株あたり55,000円前後します。 仮に55,000円として、これを1単元買おうとすると、55,000円×100株=550万円の資金が必要なことになります。
最低でも550万円、となると一般的な個人投資家にはハードルが高いと思います。
その点、マネックス証券のワン株なら1株から購入ができるため、6万円程度の資金があれば任天堂へ投資ができます。
ワン株のメリット
買付手数料が無料
マネックス証券のワン株では2021年7月5日から買付手数料が無料(0円)となりました!
他の主な証券会社との比較を載せておきます。
少額で投資できる
初めにも説明したように1株から買えるため、少額から投資ができます。
ほとんどの株は1株10,000円以下で買えるため、投資の幅が広がるかと思います。また、自分の投資資金の範囲の中で、自分の考えたポートフォリオを目指してさまざまな銘柄に少額ずつ分散投資を行う、といったこともやりやすくなります。
それから、同じ100株を買うとしても、時期をずらして少しずつ買う(ドルコスト平均法)と高値づかみをして、その後株価が下がった時に大きく損をする、ということを避けられる(和らげられる)といった利点もあります(これは逆に株価がずっと右肩上がりしかしない場合には不利です)。
取扱銘柄が豊富!
東証(東京証券取引所)上場銘柄(マザーズ、JASDAQ含む)および名証(名古屋証券取引所)上場銘柄(セントレックス含む)の買付ができます。
多くの個人投資家ならば、買いたい銘柄の取り扱いがなくて困る、ということはほとんどないと思います。
NISAに対応している
マネックス証券ではNISA口座でもワン株を購入することが可能で、買付手数料も無料です。
※ただし、売却時には0.55%の手数料がかかります。
以下に取扱い銘柄と対応口座の比較表を載せておきます。
配当金がもらえる
単元未満株であっても、単元株と同様に配当金は得られます。
先に述べたNISA口座で購入した場合は配当金も非課税で受け取れます。
貸株サービスあり
「貸株」というのは、株式を他者(ワン株の場合はマネックス証券)に貸し出すことで、年利が得られるサービスです。
だいたい年利0.1〜0.2%の金利が得られることが多いです。
普通は単元未満株は対象外ですが、マネックス証券ではワン株(単元未満株)でも貸株の対象となります。
貸株中でも売却は可能です。
ただし、
- 貸株中の配当金は配当所得ではなく雑所得扱いになるため、税金面で不利になる
- 貸株中は株主優待は受けられない
という注意点がありますので覚えておきましょう。
ワン株のデメリット(注意点)
ワン株のデメリットというか注意点を挙げてみます。
注文は成行(買付価格は後場の始値)
ワン株の場合は価格を指定して注文を出すことはできません。
午後の市場が始まった時の値段での購入になります。
当日の注文は11:30まで
当日中に買いたい、という場合は前場が終わるまでに注文を出す必要があります。
注文時間と約定タイミングについての比較表は以下の通りです。
株主優待をもらうには必要株数まで購入が必要
株主優待の出る銘柄でも、必要株数が色々と異なっていますので、優待目当てで購入しようとする場合には注意が必要です。
1株から優待を出している会社もあります。
オリックス(8591)(色々な割引が受けられる株主カード発行)やマネックスグループ(8698)(500円相当のビットコイン)、KDDI(9443)(au PAYなどのクーポン)など、色々あるのでチェックしてみてください。(変更されることもあります。)
ちなみに、PayPay証券や日興フロッギーの場合は、単元未満株の名義が証券会社になり、単元未満株での優待がもらえません。
株主総会の議決権がない
株主総会の議決権は単元株持っていないと得られないので(単元株制度)、基本的に100株に満たなければ議決権がありません。
実際にワン株購入してみました
私はマネックス証券の口座は開設していました(後述する銘柄スカウターのため)が、投資は主にSBI証券と楽天証券を使っていました。
今回、買付手数料の無料化をきっかけに、ワン株に興味を持ったため実際にやってみました。
証券会社のサイト、アプリの操作方法や使い勝手は証券会社毎に異なりますが、これは私はすぐに慣れたので(銘柄スカウターで触っていたせいもあるかもしれませんが)特にストレスはありませんでした。
注文時の「約定金額(概算)」は現在価格より高く表示される
注文した際に表示される「約定金額(概算)」は現在価格より高く出されますが、これは「制限値幅上限価格(ストップ高になる価格)」に株数や手数料などを含めた額で表示されているためです。
実際は、この概算額よりは安く約定するケースがほとんどだと思いますが、 前日比でストップ高まで価格が上がって始まった想定での価格分だけ「お預り金・日興MRF(一般) 」が必要になります。
その分、実際に注文が出せる株数は思ったよりは少なくなります。
ワン株の注文画面(PC)の例は以下の通りです。
約定タイミングが後場始値だけなのは不便なようだが実はシンプルでよい
基本的に少額分散で中長期目線の投資が主体になると思います(個人の意見です)。
短期で1日の値動きのうちの安い高いを気にするような投資法ではないため、約定タイミングは気にしないし、
逆に細かく分かれている方がわかりにくく、いちいち気にするのも個人的には嫌なので、
約定タイミング(約定価格決定)が1点のみの方が潔くわかりやすいのでスッキリする感じです。
自分はリアルタイムでの取引がしたい、とか約定タイミングが複数ある方が良い、
といった方もいるかと思いますが、
その辺りの感じ方は個人差があると思いますので、自分に合った証券口座を選ぶのも大事かと思います。
少額分散投資で機会損失を回避できそうだが、やりすぎてしまう心配も
有望な銘柄が結構あるなぁと思って、絞っても結構な数リストアップしてしまうのですが、
単元株では買えないので、 ワン株で少額ずつ一通り買って業績や株価推移、地合いなどをみながら絞り込んでいく(より有望な銘柄の集中投資へ徐々にシフトさせていく)、
という戦略がとれて機会損失が避けやすいと思っています。
ただ、あまり銘柄が増えると管理、フォローしきれなくなるので注意かと。。。
実際に、すでにかなりの銘柄数になってしまいました(下の画像で一部お示ししています)。
どれも伸びているので悩ましいです。
マネックス証券は他にもメリットあり
ちょっとおまけですが、ワン株の他に、マネックス証券の魅力に触れておきたいと思います。
銘柄スカウターが使える
マネックス証券と言えば「銘柄スカウター」といっても過言ではないと思います。
マネックス証券で証券口座を作りさえすれば誰でも無料で利用できるため、私の様に銘柄スカウターを使いたいがために口座開設する人もいると思います。
自分で企業分析する人にとってはかなり有用なツールになります。
個人的には以前、銘柄スカウターを使って有望銘柄を見つけた経験があります。
米国株に強い
マネックス証券では米国株の取扱銘柄数が4,000銘柄以上と国内最大級規模です。
その他にも
- 初回入金から20日限定で取引手数料が3万円までキャッシュバック
- 円からドルへの為替手数料無料 ・米国ETF9銘柄の買付手数料が無料
- NISA、ジュニアNISAで外国株の買付手数料無料(国内株は売・買とも手数料無料)
といったお得ポイントがあります。
詳しくはマネックス証券のサイトをご確認ください。
まとめ
マネックス証券のワン株について解説しました。
主要ネット証券で初めて単元未満株の買付手数料を無料としており、少額投資をしやすくしてくれました。
私は、このニュースを見て本格的に興味をもったのも事実です。
本当に少額で1株だけでも買えて、買付手数料も無料なので、全くの初心者が勉強のために買ってみるのにも向いていると思います。
また、だいぶ投資に慣れているものの、単元株ではポートフォリオを組むのが資金的に厳しい方、 少額分散投資で考えている、など、ご自身の投資目的と合致する方は「ワン株」、いかがでしょうか?
\ 単元未満株、米国株ならマネックス! /