こんにちは、ヒトヒトです。
今回はThink!Think!(シンクシンク)というアプリについての解説と子どもに与えてみた感想についてお話します。
この記事ではThink!Think!ってどうなの?という方(親)に向けて、どういったものかを知ることができ、また参考として子ども反応の1例をお伝えします。
Think!Think!とは
Think!Think!とはワンダーラボ株式会社が提供している4歳〜10歳程度までを対象とした知育アプリです。
思考センスを育成するということなのですが、公式サイトによると
思考センスとは、抽象的な思考力の土台となる、イメージ力。この思考センス(=イメージ力)を「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」の5分野に分類し、それぞれのカテゴリにフォーカス。
特に、10歳くらいまでに大きく伸びる「空間認識」「平面認識」、また、何事に取り組むにも重要な要素である「試行錯誤」の各分野に優先的に取り組めるカリキュラムを提供します。
とのことです。私たちの時代の知識詰め込み暗記型の学習と違って柔軟な思考が求められているということなのかもしれません。
Apple Store、Google Playでダウンロード1位(子ども向けカテゴリ)となっています。
中身はというとパズルや迷路、図形の問題を解く形式になっており、勉強というよりはゲームのようになっています。
Think!Think!には3種類のコースが用意されている
Think!Think!には2020年10月現在、3通りのプランが存在します。
- フリーコース(無料)
- 1ユーザー、1日1回(3分)、32種 5400問〜
- スタンダードコース(月額300円)
- 3ユーザー、1日3回(約10分)、78種 10000問〜
- プレミアムコース(月額980円)
- 6ユーザー、1日3回(約10分)、100種 15000問〜
となっています。
毎日プレイした場合、
- 1日1回だと週21分、月90分、
- 1日3回だと週約70分、月約300分
となります。
選ぶ問題にもよりますが1回のプレイで何問解くかによってこなす問題量は変わってきます。
Think!Think!の効果は?
思考センスの育成教材、ということですが実際のところ効果はあるのでしょうか?
知識量の評価と比べると思考センスの評価は難しいのではないかという批判もあるように思われますが、
2017年に独立行政法人国際協力機構(JICA)で採択された実証実験(慶應義塾大学の研究室が外部評価で参加)が小学校1年生〜4年生を対象にカンボジアで行われ、Think!Think!の3ヶ月間の利用により
- 国家学力テスト(算数)で偏差値が平均6.9高かった
- TIMSS(国際的な学力評価)で平均6.0ポイント高かった
- IQテストでIQが平均8.9高かった
と、効果が示されています。
また、2019年にインドで中学生を対象に3ヶ月Think!Think!を利用したグループでは
- 数学の偏差値が3.7〜6.0上昇した
と、中学生でも効果が出る可能性があるようです。
Think!Think!を実際に使用した感想(口コミ)
我が家では2020年3月(娘が5歳の時)にiPadにダウンロードして使用を開始。この時点では無料で3回使用可でした。
うちの娘は夢中になってどんどん問題に挑戦していました。4歳でもできると思います。
キャラクターもちょうどよく興味を引いているようです。
決められた問題数での区切りではなく、時間で終了するため3分で解ける問題数が増えることで同じレベルの問題でも成長を感じることができると思いました。
10分だと長時間に渡って画面を見続ける心配はなく、またもっとやりたいと思う時点で終了となるためちょうど良いかもしれません。
勉強が嫌いなうちの子でも、自分で進んでアプリを開始しているので楽しいんだと思います。
2020年3月いっぱいで無料での10分使用ができなくなり、現在は1日3分のみの使用です。
さすがに3分だとすぐに終わって、それ以上できないため物足りなさがかなりある感じです。まだ無料で使用していますが、スタンダードコースなら課金してもいいかなと思わされる料金設定です。
まとめと注意点
Think!Think!について簡単にまとめると以下のようになります
- ゲーム感覚で思考センスを育成することが期待できる知育アプリ
- 3つのコース(料金プラン)が用意されている
- 海外の実証実験で効果が示されている
とりあえず入れて一度試してみても損はないかな、と思います。
最後に注意点を。
iPad2やiPad miniなどでメモリが512MB以下の端末では利用できないことがあるようなので事前に確認をしてください。