私は普段、ニュースはインターネットのニュースサイトなどで確認するのでわが家では新聞をとっていません。
一方で、わが家の子どもも小学生になりましたが、世の中のニュースにも触れさせたいと思うようになりました。
テレビでは子どもはニュースに興味を持たないし、何かないだろうか?
そんなことを考えて調べていたら、今回、子供新聞というものがあることを知りました。
子ども新聞ってどうなの?
子供新聞と言われるものは主に 「読売KODOMO新聞」「朝日小学生新聞」「毎日小学生新聞」 の3紙です。
社会のニュースに触れること以外に、学力向上や受験対策にもなるとの情報も!
今回、実際に3社ともお試しでとってみたので実際に手に取った感想や子どもの反応なども含めてご紹介します!
子供新聞とは
子供(子ども)新聞(小学生新聞)は主に小学生の子どもが読むことを想定して作られている新聞です。
全国紙として「読売KODOMO新聞」、「朝日小学生新聞」、「毎日小学生新聞」の3紙があります。
大人向けの新聞と違うところとして、子ども新聞では一般的に、
- 文章が短く、小学生向け
- 難しい漢字を使わない 漢字に「ふりがな」がふってある
- 子どもにとって過激な内容のニュースは載らない
- 子どもの興味を惹きやすく、理解の助けになるイラストが多い
といった特徴があります。
読売、朝日、毎日の3社の基本情報比較
読売KODOMO新聞、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞の3社の基本情報を比較します。
読売だけ週刊で朝日と毎日は日刊です。
各社の特徴
続いては、各社独自のコンテンツや各コンテンツの割合をみていきます。
読売KODOMO新聞の特徴
「おしえて!コナン時事ワード」 、「ファッション」、「なるほど!調査隊」、「本屋さんのイチオシ」、「ポケモンABC」「ニュース探偵コナン」、「What's Up? English」、「そうか!わかったぞ!」、「びっくりスクープWAO」といったコンテンツがあり、子どもの興味を惹きやすい工夫をした内容が多くなっています。
「読売KODOMO受験新聞」という練習問題が掲載された別ページが挟まっている時があります。
コンテンツの一部は下の写真のような感じです。
内容の割合はこんな感じです。
朝日小学生新聞の特徴
「天声こども語」、 「ほっとニュース」、「週1 ニュースでQuizKnock」、「クイズ めくって1週間」、「ひらめき!ピッタリゴラス」、「わくわくクッキング」などの連載があります。
時事ニュースを絡めたクイズなどもあり、ニュースの背景を考えるきっかけになります。
コンテンツの一部は下の写真のような感じです。
内容の割合はこんな感じです。
朝日は3日分しか試読をくれなかった + それが土日月の3日分だった
ということもあり、実際の割合とは少し違うかもしれません。
広告がかなり多いのはその通りの様です。
毎日小学生新聞の特徴
「6さいからのニュース」、「教えて!池上さん」、「ダンダンとニーハオ中国語」、「炎のこども料理人」、「コロばやしくん」、「論語くん」、「ゆるキャラらんど」、「うわさの日本史クラブ」、「世界史マジカル大冒険」、「走れ!毎小特派員」、「深海アイドル図鑑」、「銀河教室」、「校閲探偵」、「毎小将棋道場」、「週末ひらめきラボ」、「おもしろサイエンス!」、「Speak Up English!」などの連載があり、多種多様な情報に触れることができます。
コンテンツの一部は下の写真のような感じです。
内容の割合はこんな感じです。
毎日は試読で一週間に渡って届けてくれるので、一週間通しての構成を確認することができます。
読んでみた感想
見た目のカラフルさは
読売KODOMO新聞>>朝日小学生新聞>毎日小学生新聞
です。
また、読売KODOMO新聞は基本のフォントがゴシック体のようなフォントです。
朝日小学生新聞、毎日小学生新聞は一般的な大人向けの新聞と同じように明朝体系です。
文字の大きさ、行間を比べてみました。
文字が大きい順に
毎日小学生新聞>読売KODOMO新聞≒朝日小学生新聞
行間が広い順に
毎日小学生新聞>朝日小学生新聞>読売KODOMO新聞
でした。
それぞれの感想としては
<読売KODOMO新聞の感想>
- 全体にカラフルで子どもは好きそう
- 週刊なので続けやすそう
- 本文の背景にも色がついていて、やや読みづらいことがある
- 結構、受験を意識したコンテンツも含まれている
<朝日小学生新聞の感想>
- 一般的な新聞と同じサイズなので子どもには大きいかなぁ
- 広告は多いけど気にはならない
- ニュース記事は多くなく、文章量は少ない(その分、短い文章が示唆している内容を考える読解力が求められている気がする)
- クイズや問題を通してニュースを深く理解できそう
<毎日小学生新聞の感想>
- 客観的なニュースがソツなく載っている(ニュース記事が多い)
- 色々なニュース、さまざまな分野に触れており、世の中の情勢を知ったり、多方面の知識を習得するのに良さそう
- 字と行間が大きくて読みやすい
- 広告が少ない
といったところですが、どれも大人が読んでも勉強になるなぁと思いました。
子ども新聞3社のランキング
現時点での、わが家的ランキングとその理由を紹介します。
第1位 読売KODOMO新聞
わが家的第1位は読売KODOMO新聞です。
第一印象があんまり新聞っぽくなく、情報誌的でエンターテイメント要素が多く見え、とっつきやすさを感じさせました。
また、新聞に慣れていないので、日刊よりは週1回なら、なんとか継続できるのではないかと考えました。
それと、ウチの子が一番食いついて読んでいたのが読売でした。
もともとコナンも好きなので総合的に第1位となりました。
第2位 毎日小学生新聞
一番オーソドックスな新聞、という印象です。
そこまでカラフルさとか情報誌感はなく、ニュース記事をしっかり載せていて良くも悪くも新聞という感じ。
字が大きめで行間も広く読みやすい感じがします。
土日はページ数が増えて色々なニュース、さまざまな分野の内容を扱っていると思いました。
読売KODOMO新聞とはまた違った良さがあり、知識に触れる機会が多いかと思います。
大人的にはまずまずですが、子ども的には情報量が多くて結局一部しかフォローできない可能性はあるかと思いました。
第3位 朝日小学生新聞
広告が多いのは別に気になりませんでしたが、サイズが子どもにとっては大きいかなぁ、と。
広告が多く、ニュース記事が少ないので、文章量自体は多くないのです。
ただ、気のせいかもしれませんが、文章が他の2社と比べるとなんとなく読解力を要するような。
また、ニュースを絡めたクイズコンテンツがあるなど、量より質を深めることに主眼が置かれているようにも見えました。
その辺りも受験に効いてくるのかもしれません。
我が家の場合は そこまで受験を意識しているというわけではないので、現時点では逆にまだ難しい感じがしました。
高学年になってきて、それなりに考える力があればこちらの方が良くなってくるかもしれません。
まとめ
今回は子ども新聞の全国紙3紙を比較してみました。
それぞれの子ども新聞がどんな方(子)に向いているかをまとめてみます。
- 新聞を読むのに慣れていない
- 新聞への抵抗感をなくしたい
- 図やイラストが多いのが煩わしいと思わない
- 中学受験を意識している
- 読解力、思考力を鍛えたい
- 広告が多いのが気にならない
- 一般的な新聞のサイズの方がいい
- 文章を読むのに慣れている
- 多くの分野の知識、ニュースに触れさせたい
- 比較的シンプルな構成の新聞が好き
といった感じかと思いますが、感じ方や必要性は各家庭の状況により様々です。
どれも無料でお試しができるので、子供新聞に興味がある方は実際に読んでみることをオススメします。
それでは、今回はこの辺りで。