【3年2ヶ月】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 実際の運用成績をブログで公開

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みなさん、こんにちは。ヒトヒトハビィです。

私はS&P500に連動する投資信託に投資をしておりますが、今回、管理人のヒトヒトよりブログにS&P500への実際の投資結果を載せたい!

とのことで執筆依頼を受け、筆をとっております(データ整理、画像作成は管理人にお願いしております)。

今回のブログでは、以下のような悩みを抱えた投資初心者の力になるべく、記事を用意いたしました。

  • S&P500への投資を考えているけど、実際利益は出るの?
  • どの商品に投資すればいいの?
  • リスクはないの?

この記事を読めば、初心者でもS&P500への理解を深めて、投資判断への迷いが少なくなると思います。

私は、S&P500への投資で今のところ、期待以上の成果(3年2ヶ月38ヶ月で+30.77%のリターン)が出ています!

目次

S&P500とは

S&P500は格付け機関として有名なStandard and Poor’s(スタンダード アンド プアーズ)ダウ・ジョーンズインデックス社が算出している米国の代表的な株価指数です。

米国の時価総額上位約500銘柄をもとに算出されています。

小型株は含まれませんが、上位500社で米国全体の時価総額の8割に相当しますので、米国経済の動向を表す代表的な指標と考えられています。

組入銘柄の上位には最近ではマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、グーグルなどの誰でも知っている超有名な企業がランクインしていてます。

原則、年に4回組替え(リバランス)が行われますので、常にその時期に調子が良い企業が入っていることになり、アメリカ経済の調子がそこに表れます。

S&P500への投資がオススメな理由

S&P500への投資がお勧めできると考える理由はいくつかあります。

順番に解説します。

過去の実績がある

S&P500がアメリカを代表する株価指数であることは先ほど説明しましたが、これを日本を代表する株価指数である日経平均と比べると、1982年以降のデータでは1990年代から一貫してS&P500の成長が日経平均を凌駕しています

S&P500と日経平均の過去のパフォーマンスのグラフ
引用元:https://info.monex.co.jp/fund/guide/sp500.html

また、過去に約10年に1度くらいの頻度で暴落と言われる局面が訪れていますが、2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックといずれも乗り越えて成長を続けてきた実績があります。

アメリカが強く今後も成長が期待できる

現在、世界有数の企業はアメリカが多く、アメリカが世界の成長の中心となっています。

世界中から有能な人材はアメリカに集まりますし、アメリカ以外の有望な企業も、自国ではなくアメリカで上場するなど、 今後もしばらくは米国経済が成長していく可能性が高いと言えます。

そのことは、労働人口推移の予想からも言うことができます。

世界の労働人口推移の予測
引用元:https://manelite.jp/china-economy/

今後労働人口が長期にわたって増加していくのはアメリカだけであると予想されています。

一時的に中国などの台頭により、向こう10年くらいは新興国株が米国株よりも成績がよいフェーズはあるかもしれません。

しかし、労働人口が減っていけば自ずと経済成長はあまり期待できないことになります。

これらのことから、現状、長期目線でアメリカを投資の選択肢から除外することは、得策ではないと思われます。

投資の神様」 ウォーレン・バフェットが認める投資先

アメリカの著名な投資家にウォーレン・バフェットという方がいます。

彼は個別株投資で莫大な利益を上げてきましたが、妻(投資家ではない)への遺言として、「自分が死んだら、資産の90%をS&Pに連動するインデックスファンドへ投資し、 残りの10%を短期国債に投資するように」

と言っているそうです。

投資のプロ中のプロが、投資の専門家でなければS&P500に投資するのが最適解である、と考えていることになります。

国債10%の解釈は、また別項に譲りたいと思いますが、これも深い意味があると考えられています。

S&P500に連動する投資信託の比較

S&P500への投資の魅力がわかってきたところで、どの商品がおすすめなのでしょうか?

主な商品を比べてみました。

いろいろありますが、手数料(信託報酬)は安い方がいいと思いますし、あとは純資産額が多い方が安心です。

個人的には素直にeMAXIS SlimかSBIバンガードでいいと思います。

当たり前ですが、どれもリターンはほぼ同じです。

S&P500に連動する投資信託のパフォーマンスはどれも同じ
マネックス証券のサイトでシミュレーション

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資した理由

S&P500へ投資できる商品に複数の選択肢がある中で、私はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の投資信託を買っています。

その理由は結構シンプルで自分が慣れている楽天証券で扱っていて、信託報酬が安いから、です。

好みや環境に合わせてどれを選んでも大きくは変わらないとは思います。

楽天証券で扱っている

私は楽天証券の口座を持っていて、投資信託の画面が慣れもあるかもしれませんが個人的に使いやすいと感じています。

楽天証券で取扱のある中ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) は、後でも述べますが投資信託の買付額ランキング1位で、多くの方から選ばれていることも判断材料になっています。

それからS&P500に連動するインデックスファンドで最も純資産額が大きく、また今も順調に増えていっているのも安心材料です。

信託報酬が安い

eMAXIS Slimシリーズは 「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」 と明言していて、実際に過去に何度も信託報酬の引き下げを実践しています。

eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) に関しては、過去に以下のように信託報酬の変更がおこなわれています。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬の変遷

信託報酬(手数料)は税込で年0.09372%と100万円投資しても年938円もかかりません。

これは、現時点ではアセットマネジメントOneの「たわらノーロードS&P500」と並んでS&P500に連動する投資信託としては最安の信託報酬です。

しかも、この信託報酬は純資産総額が大きくなるとさらに安くなる仕組み(受益者還元型信託報酬)であり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産総額は余裕で1兆円を超えているので、実際は0.09372%よりも安くなります

三菱UFJ国際投信のプレスリリース(2023.3.15より)

年0.0930%より安く、年0.0929%くらいでしょうか。

これにより類似ファンド内で最安の信託報酬となります!

このように、今後さらに他社が信託報酬を値下げなどして、最安値を出してきても、eMAXIS Slimシリーズなら他社に負けない値下げを実行してくれるのではないかという期待が持てます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のランキング

参考として楽天証券とSBI証券の投資信託のランキングをみてみましょう。

楽天証券でのランキング

楽天証券の投資信託の買付金額ランキング(2023年1月月間)です。

楽天証券のサイトより

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) が1位を獲得していて人気の高さが伺われます。

SBI証券でのランキング

SBI証券の投資信託商品の販売金額ランキングです。

SBI証券のサイトより

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが1位、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) が3位となっていて、やはりS&P500へ投資している人が多いということがわかります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に実際に投資した結果

私は2020年8月からeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に、やや変則的ではありますが毎月投資をしてきました。

36ヶ月、丸3年間、積立投資を継続した結果が以下になります。

投資元本1,090,037円に対して評価損益がプラス335,356円(プラス30.77%)という高い利益が得られています!

きちんと定額で積み立てているわけではなく、ちょっとあれこれ悩んだりしながら買い増してきたので買付けの金額がその時によって変動していますが、 結果的に+30.77%という高いリターンになっています。

運用する際の注意点

運用する際の注意点ですが、特に初心者はいきなり資産の多くを入れるのではなく、まずは少額で試してみることをお勧めします。

今回紹介したインデックスファンドは100円から投資可能な商品も多く、投資を始めるにはちょうど良いと思います。

少額でまずは実際に資金を動かしてみることで理解が深まると思います。

それから、基本は15年以上かけて長期で保有するつもりで買ってください。

理由は後で説明します。

また、買付のタイミングに関するリスクを分散させるために、毎月とか毎日とかで少しづつ買う(積立てる)方法があります。

買った直後に暴落に遭う可能性が否定できない場合など、買付を時間で分散することによってならす方法で、「ドルコスト平均法」と呼ぼれます。

相場がずーっと右肩上がりだけなら最初に一括投資した方がリターンが大きいですが、普通は上がったり下がったりしますし、大きな暴落に対してはドルコスト平均法を使った方が下落のダメージの期間を短くできます。

S&P500への投資1本で大丈夫?

長期運用のつもりだけど、

S&P500に連動するインデックスファンドだけで大丈夫なの?

全世界株式に投資するのがいいっていう話も聞くけどどうなの?

と不安に思う方もいるかもしれません。

全世界株式も買った方がいいの?

もちろん一つの企業に集中投資というのは、その企業の成績が悪くなったら損をするので、分散を考えるべきですが、

前半でも解説した通り、S&P500への投資は投資信託1本で米国市場全体の80%に満遍なく分散投資ができる投資先となっております。

今後のアメリカの経済成長が見込めない恐れがある、という方の場合はアメリカ以外への投資も考えた方がいいかもしれませんが、長期的には米国より成長が見込めそうな国の方が少ないかもしれません。

全世界株式への投資についてですが、たとえばeMAXIS Slimシリーズの全世界株式(オール・カントリー)の投資先としては、配分のうちの大半は米国への投資になっています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)目論見書より

ですので、S&P500に加えて、全世界株式も買う、というのはあまり分散効果は上がっていないことになります

米国株だけへの投資が不安な場合には、代わりに全世界株式への投資も検討してみてください。

全世界株式に投資した場合の実際の結果が気になる方は、管理人のヒトヒトがつみたてNISAで投資している結果もブログで記事を載せていますのでそちらも参考にしてください。

債券も必要?

それから、

「暴落が起きて資産が減るリスクもあるから心配だ」

「去年はコロナショックもあったし、リーマンショックでは何年も株価が戻らなかったって言うし」

と心配な方もいると思います。

正直、未来は誰にも読めませんが、長期に運用すればするほど、過去の歴史からは元本割れの可能性は低いことが言われています。

株式投資の投資期間と年平均リターンの散らばり方
書籍「ウォール街のランダウォーカー」より引用
◆全世界で読まれている「投資のバイブル」 1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。

よって、40歳くらいまでの方で今後15-20年は運用する、という場合には株式だけの投資でも大丈夫な可能性が高いと推測されます。

ただ、50歳を超えてきたりして今後投資予定期間が10年未満だ、と言う場合には売却しようとしたタイミングで暴落が来ると、株価が戻るまでの期間を待てない可能性があります。

その場合には一部(10〜30%など)を債券やコモディティ(金など)に変えておくのもアリかもしれません。

年齢の変化も含めたリスク許容度に応じて、一部を債券やコモディティに変えていくことも考えられます。

そうすることによって、暴落したタイミングで債券や金を売り、暴落からの回復局面で株を安く仕込む、などの戦略も立てられます。

金への投資については以下の記事もよく読まれておりますので、良かったら参考にしてください!

それから、最近は債券の記事もかなり読まれています。

メジャーな米国債券ETFについてまとめていますので、気になった方はリンク先も見てみてくださいね。

(参考)

ITバブルのときは2000年3月にS&P500は約1,500ドルをピークに下落(最大で49%)し、資産は約半分になりました。

再度1,500ドルに戻るのに約7年かかっていますが、すぐにリーマンショックに巻き込まれ、今度は50%以上下落。

そして再度1,500ドルを超えるまでITバブルのピークから12年かかっています。

暴落したとして、そこから10年やそれ以上待てるかどうかも考えながら運用してみてください。

S&P500の長期的趨勢
PRESIDENT Onlineより

投資信託の元本割れリスクの検証については以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

まとめです。

  • S&P500は多くの一般投資家や投資の神様 ウォーレン・バフェットから認められている魅力的な投資先である
  • eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) やSBI・バンガード・S&P500あたりが信託報酬も安く、純資産額も大きいので無難
  • はじめは余剰資金で少額から試してみるのがおすすめ
  • S&P500に連動する投資信託1本でも米国株が成長するという前提で十分分散は効いており、長期投資になるほど元本割れの可能性は低くなると思われる

投資初心者がまず買ってみる投資先の一つとしてS&P500のインデックスファンドは十分お勧めできると思います。

私の実際の結果からもわかるように、十分なリターンも期待できます。

私は米国株の成長を信じているのでこれからも定期的にS&P500への投資を続けていくつもりです。

それでは今回はこの辺りで失礼します。

お断りしておきますが、投資は自己責任です。特定の商品を勧めているわけではありません。一例としてご参照いただき、最終判断は自分でするようにお願いいたします。

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この記事を書いた人

ヒトヒトの夫。脱社畜を目指して投資や節約に取組んでいる。インデックス投資のほか、暗号通貨(仮想通貨)やその他の金融資産にも興味があり、余剰資金分でリスク大きめの投資も。カメラやガジェットにも興味あり。管理人ヒトヒトの依頼で時々記事を書きます。

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