子どもにケータイを持たせるかどうか。
今年小学生になる娘を持つヒトヒトです。
今回、子ども名義で楽天モバイルを契約した経緯について記事にしました。
今回の記事では以下のことがわかります。
- 子ども名義で楽天モバイルを契約する方法
- 子ども用のケータイとして考えられる選択肢
- 楽天モバイルを子ども名義で契約する際のフィルターについて
参考になりましたら幸いです。
子ども用ケータイ導入の動機
私がほんの少しだけ外で用事を済ませる際に、娘を一緒に連れていくと、かえって時間もお金もかかってしまうということがあります。
娘もだいぶ分かるようになってきたので短時間の留守番はできそうですが、不在の間の連絡手段はあったほうが良いと思いました。
普段から私のスマホに家族など知った人からかかってきた電話に出たり、LINEで簡単な文書を返したりという操作ができている娘。
そこで、娘用に家で留守番するときだけ使うケータイがあると便利だと考えました。
子ども用ケータイ(キッズ携帯)の選択肢
では、子ども用のケータイはいったいどれがおすすめなのか?
ネットで検索して調べてみました。
候補は大きく以下の3通りに絞りました。
- トーンモバイル
- 大手3大キャリア
- 楽天モバイル
一つずつみていこうと思います。
トーンモバイル
トーンモバイル(TONE MOBILE)はドコモ回線を利用したMVNOで、シニアや子供にも安心を謳っています。
トーンモバイルのメリット
トーンモバイルのメリットと思われる点をまとめます。
- 月額基本料金1,000円(税込1,100円)で電話番号でが050と090(070/080)の2種類持てる
- iPhoneで使う場合は月額1,500円
- ネット、メール、SNSが使い放題
- ただし動画以外
- 見守り機能やWebフィルタリングがしっかりしている
- 保護者が許可したアプリのみ使用可、有害サイトのフォルター設定可
- 使い過ぎに制限がかけられる
- 不適切な画像の撮影をAIがブロック
- 端末代がキャンペーンで無料(2021年4月30日まで)
通話料金は別途発生し、かけ放題は月額950円のオプションです。
トーンモバイルのデメリット
トーンモバイルのデメリットと思われる点をまとめます。
- 端末の制限がある
- 機種がトーンモバイルオリジナルのスマホ(Android))かiPhone(iOS)に限られる
- 動画視聴にはWiFi接続かチケット購入が必要
大手3大キャリア
大手の3大キャリアのキッズケータイについてもまとめてみます。
docomo
docomoのキッズ携帯は2021年3月時点でSH-03Mという端末が出ています。
端末代は14,256円で36回払い(396円×36回)可能。
特徴をまとめます。
- 月額は実質770円(端末代別)〜 端末36回払いで1,166円〜
- 基本料金550円(税込)+イマドコサーチ利用料220円(税込)+通話料、SMS料金など
- 帰宅すると「おかえり通知」が親に届く
- 見守り範囲から離れると子供と親両方に通知
- 登録した番号以外の着信はとれないようにする設定が可能
- 防犯ブザーあり
- 設定した連絡先に発信、位置情報が届く
- カメラなし
カメラはあえて付けていない(不適切な画像に関連したリスクに配慮している)ものと思われます。
au
auのキッズ携帯、最新機種はmamorino5という機種です。
一括で16,500円、24回分割で月額688円です。
特徴は
- 月額は実質1,568円〜(家族がauなら1,238円〜)
- 基本料金550円(2年契約時)+端末代分割分688円+「安心ナビ」330円
- 2年縛りなしの場合基本料金737円
- 基本料金550円(2年契約時)+端末代分割分688円+「安心ナビ」330円
- 「安心ナビ」(GPS居場所検索機能)あり
- 5分毎、10分毎の連続通知も可能
- 「おうちだよ通知」(自宅のauのWiFiにつながると通知)
- 防犯ブザーあり
- セコムと連携あり、かけつけてくれる
- 着信に出ない場合も自動応答で周囲の音が聞ける
- 充電が少なくなったり、電源がoffにされると親に通知される
- カメラなし
これらの防犯機能はけっこう魅力的です。
softbank
softbankのキッズ携帯、現在の最新機種はキッズフォン2という機種です。
端末代は18,000円(750円×24回)。
特徴は以下の通り。
- 実質月額1,440円〜
- 基本料金490円+端末代分割分750円+GPSサービス200円
- 家族がsoftbankだと国内通話無料
- 基本料金490円+端末代分割分750円+GPSサービス200円
- 登録番号以外からの着信をブロック
- 「みまもりマップ」(居場所検索機能)あり
- カメラあり
- Webサイト閲覧はできない
- 防犯ブザーあり
- 自動で写真撮影+位置情報送信
- 「ただいま通知」(自宅WiFi接続で認識)
- 「CSPケータイdeアシスト」(保護者の要請でGPS位置情報箇所へ警備員出動)
大手のキッズ携帯の中で唯一カメラ付きです。
楽天モバイル
楽天モバイルはプランがRakuten UNLIMITの一つだけと非常にシンプルで、いわゆるキッズケータイとしては端末を出していません。
2021年4月1日からの新プラン、Rakuten UNLIMIT VIでは
- 0GB〜1GB 0円
- 1GB〜3GB 980円
- 3GB〜20GB 1980円
- 20GB〜 2980円(使い放題)
と非常にシンプルになっています。
また、4月7日までの受付なら1年間無料です。
また、他社では通話料が別途かかりますが、楽天モバイルならRakuten Linkを利用した国内通話は無料(※)です。
※(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話は無料通話の対象外
一番安く済みそうなのは楽天モバイル
大手3大キャリアのキッズ携帯は防犯という観点でいうと魅力的に思われる機能が色々とついていると思いましたが、
もろもろの料金が結局月額2,000円程度になりそうな気がします。
プラン上の基本料金はどの会社も概ね似たり寄ったりですが、通話料まで考えると差が出る可能性あり。
結局、月額料金を一番安く済ませようと考えた場合、現時点では楽天モバイルが最安でしょう。
もちろん、防犯を重視するなど、想定している使い方によっては他社のキッズ携帯の特徴がマッチする消費者もいると思われます。
わが家では主な用途は留守番中の連絡手段なので帰宅の通知やGPS位置情報検索、防犯ブザーなどは必ずしも必要ないと判断しています。
親が楽天モバイルの場合、子ども用に親名義で契約すると980円〜
わが家は夫婦とも楽天モバイルです。1年間無料期間でもありケータイ代は現状で毎月無料です。
想定している自宅内での使用で通話とLINEのみと考えると、家の中ではWifiもあり、データ量はほぼ0GB(ギガバイト)で運用できそうです。
夫か私の名義でもう1回線契約すればいいかと思いましたが、楽天モバイルで0円なのは1回線目だけで、2回線目は980円(税別)(0〜3GB)からと料金が発生してしまいます。これでは他社の月1000円のプランの方が場合によっては低コストかもしれません。
そこで、娘名義で新規に楽天モバイルの申込みを行うこととしました。
事前に「Rakuten Mini」をフリマサイトで購入
子ども用に楽天モバイルで契約することにしたわが家。子どもが扱う端末として「Rakuten Mini」が小さくて良いと思いました。
Rakuten Miniでの契約だと端末代が実質1円、という広告も見ていたので探しましたが、すでにどこの店舗でも在庫がないという状況でした。
そこで仕方なく、某フリマサイトを見てみたところ複数出品されていました。娘が赤が良いというのでredで探して購入しました。
18歳未満の楽天モバイル契約は店頭でのみ可能
18歳未満の場合、楽天モバイル申込みはWEBではできず、保護者同伴で楽天モバイルショップ(店頭)で行わなければなりません。
店頭での手続きは事前に予約が必要なことがほとんどだと思います。
手続きを考えている店舗に電話をかけて申し込み手続きが可能か、必要なものは何かなどを合わせて確認しておくとスムーズだと思います。また、端末も一緒に購入しようと考えている場合は、お目当ての端末の在庫があるかも合わせて聞いておくのが良いと思います。
申し込みに必要なもの
店頭に申し込みに行く前に以下の準備をしましょう。
- 子どもの楽天会員登録(ID (メールアドレス)、パスワード)
- マイナンバーカード、もしくは身分証明書+住民票
- MNP予約番号(他社から電話番号を変えずに乗り換えの場合)
- 楽天回線対応端末(使用中のケータイをそのまま流用して乗り換えたい場合など)
- 支払い方法(クレジット情報か金融機関キャッシュカードなど)
事前に楽天会員登録をしてログイン用の楽天IDとパスワードの準備が必要です。
店舗に行ってからだと面倒なので事前に済ませておきましょう。
契約者(子ども)の本人確認書類はマイナンバーカード1点、もしくは健康保険証やパスポートなど+補助書類(住民票や公共料金領収書など)となります。
銀行口座からの引き落としも指定できますが、手数料が毎回110円かかります。
できれば楽天カードを支払い先に設定しておくと支払い額100円ごとに楽天ポイント1ポイントの還元が得られます。
Rakuten MiniはeSIMだが、物理SIMカードの場合は解約時にSIMカード返却必要
eSIM設定も、特典のポイント付与条件もその場でやってくれました。
自分でやらないといけないかと思っていたので、意外と(?)親切でした。
逆に言うと自分でやっていないので、仮に次に自分でやる機会があってもわかりません。。
今回の端末、Rakuten MiniはeSIMしかなかったので選択肢はなかったのですが、物理SIMも選べる端末の場合、解約時はSIMカードの返却が必要になる、とのことでした。
子供名義で楽天モバイル契約の際には「あんしんコントロール by i-フィルター」加入が必須だが解除できる
18歳未満が契約者で楽天モバイルを使用する場合、「あんしんコントロール by i-フィルター」(330円/月)の申込み・設定が必須となります。
事前に調べた限りでは、月330円は払わなければならないという認識で店頭へ出向きました。
330円でも毎月毎月積み上がるとそれなりの額になります。
できるだけ月々の利用料を減らしたい、なんならゼロにしたいと考えています。
当日、店頭で手続きを担当してくれた方が、申し込み時にフィルターの申込みは必須だが、すぐに解除できる、と教えてくれました。
解除のためには書類を1枚郵送する作業が必要とのことでした。
帰宅後、すぐに記入して翌日投函しました。
後日、無事に解除された旨の通知が届きました。my楽天モバイルからも確認可能です。
一通りの手続き、こちらとしては事前に準備をしていったのでだいぶスムーズにやれたと思いますが、
それでも結局2時間程度かかりました(なぜか店舗のWiFiの通信状況がイマイチでeSIM設定のダウンロードに時間を取られた部分が大きかったです)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 今回、子ども名義でRakuten MiniでRakuten UNLIMITを契約したことを記事にしました。
- Rakuten Miniは店舗では在庫が限られているため、手に入れたい場合はフリマサイトの活用も検討ください。
- 子どものケータイを考える際には何を重視するかによって選択肢が変わってくるかと思います。
- Rakuten UNLIMITなら使用条件によっては月額0円運用が可能で、他社では何だかんだで月2,000円前後かかると思われました。
- Rakuten UNLIMITを子ども名義で契約するのはWebではできず、実際に保護者と店舗に行く必要があります。
- 未成年がRakuten UNLIMITを契約する際には「あんしんコントロール by i-フィルター」(月額330円)への加入が必須ですが、すぐに外すことが可能です。
- 手続きは店舗のスタッフが親切にほとんど行ってくれたため、eSIMなども自分で設定することはほとんどありませんでした。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。
それではまた。