S&P500の投資信託に実際に投資している人の結果が知りたい
本記事はそんな方にぴったりの記事になっております。
私は2020年8月からeMAXIS Slim米国株式(S&P500)という人気の投資信託に 少しずつ投資を続けてきました。
2年間の投資継続で、投資元本670,023円に対してプラス122,688円(プラス18.31%)という結果を得ています。
- S&P500投資ならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がオススメ
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に2年間投資したらプラス18.31%のリターンになっていた
どんな経過で今回の結果になっているか気になった方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
S&P500とは

S&P500はスタンダード・アンド・プアーズ500種指数のことです。
ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している企業から、優良な大型株、約500銘柄が選ばれています。
S&P500の構成銘柄だけで、米国市場全体の時価総額の約80%占めています。
S&P500をみれば概ね米国の経済状況を反映していると言えます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)について
ここではS&P500に投資する、投資信託の一つで、多くの投資家から特に人気のあるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)について見ていきます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報
eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) の基本情報は以下の通りです。



eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の組入銘柄
組入代表銘柄は以下の通りです。



アップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラ、アルファベット(グーグル)など、みんながよく知っている大企業ばかりですね。
前回紹介した時(2022.1.26版)はfacebook(Meta)がTOP10に入っていましたが、今回は陥落しています。



facebookでさえも、ちょっと業績が悪いとTOP10から外されてしまうほどS&P500採用銘柄の競争率が高いのがわかります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)なら自分で悩まなくとも、自動的に最適にリバランスをしてくれます。
つまり、何も考えずにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買っていても、常に米国でその時に調子のいい企業に投資し続けていることになります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産総額
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) の純資産総額を紹介します。



2022年7月末時点で、1兆3,000億円を超えています。
2022年2月にインデックスファンドとして初めて1兆円を突破(https://emaxis.jp/text/release_220210_2.pdf)し、その後も純資産総額が増え続けています。
純資産総額はファンドの資産総額から負債などを差し引いた時価総額で、ファンドの大きさと考えてもらえば良いかと思います。
純資産総額が大きい=投資家からの資金が集まっていて人気、と言えます。
また、純資産総額が大きいと次のようなメリットがあります。
- 経費率が下がる
- 繰上償還(運用停止)のリスクが下がる
純資産総額が100億円以上あれば償還のリスクは心配しなくて良いだろう、と言われているので、eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) は全く問題ないですね!
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のランキング
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は多くの投資家から人気のある投資信託である、と言いました。
大手ネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券のランキングでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が上位に含まれているかを確認してみましょう。
今回は月間の件数で確認してみます。
SBI証券



SBI証券ではSBI証券でだけ買えるSBI・V・S&P500という投資信託があり、これが1位になっています。
2位にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が入っています。
そして、3位にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)となっています。
楽天証券



楽天証券ではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が第1位です。
マネックス証券



主要ネット証券でのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の人気
上記のように、大手ネット証券のランキングからeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がどれだけ買われているかをみてみますと、SBI証券ではS&P500の投資信託として、SBI証券限定のSBI・V・S&P500が1位ですが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が3位でした。
そして、楽天証券、マネックス証券ではともに堂々の第1位です。
先ほどもお示ししたように、純資産総額も順調に伸びていて、絶大な人気を誇っている投資信託であることは間違いありません。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のコスト・リターン
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) が人気があるのがわかりましたが、他のS&P500へ連動するインデックスファンドとそんなに違うのでしょうか?
S&P500への連動を目指す以下のファンドとの比較してみます。
- eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
- SBI・V・S&P500
- つみたて米国株式
- Smart-i S&P500インデックス
- iFree S&P500インデックス



2022年前半は株式市場にとっては非常に厳しい相場でしたのでS&P500の投資信託の直近半年のリターンはマイナスになってしまっています。
それでもマイナス5%未満に収まっていて、1年のリターンでは10%以上のプラスになっています。
今回比較した中では、SBI・V・S&P500が一番信託報酬が安いですが、最近のリターンは少しの差ですがeMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) が一番良いです。
信託報酬の安さや、リターンの良さからeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の人気が出ているのではないでしょうか。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に2年間投資し続けた結果
では実際に、私が楽天証券でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に2年間投資し続けた結果をお示しします。
数値は毎月月末締めの値となっております。






基本的には毎月2万円もしくは3万円を積み立てるスタイルですが、米国株市場が大きく下落した週などでスポット買いを追加しています。
結果は投資元本670,023円に対してプラス122,688円(プラス18.31%)でした!
なかなかの結果ではないでしょうか?
ちなみに、私の場合は、楽天経済圏を利用しています。
楽天証券での投資がクレジットカードその他のポイントで有用なので、使える楽天のサービスをできるだけ利用しています。
楽天証券の口座開設がまだの方は検討してみてください。
全世界株式とどちらがよいか
全世界株式か、S&P500か。
これは近年良く取り挙げられるテーマですが、結論は「未来のことは誰にも分からない」だと思います。
そう言ってしまうと元も子もないですが、 全世界株式(例えばeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))は現在でも米国が60%近くを占めていて、他の国・地域の成績もアメリカが悪ければ下がります。
よって、基本的にはS&P500と全世界株式は大まかには同じような方向の成績になると考えられます。
その上で、一応私なりの基準でいきますと
●投資先が、S&P500か全世界株式のどちらか1本だけでいく場合
・今後20年先もこれまで同様に米国が世界の経済を引っ張っていく
→ S&P500>全世界株式
・今後20年以内に米国の経済成長が鈍化し、インドやアフリカなどが
欧米と関係なく驚くような急成長を見せるかもしれない
→ 全世界株式>>S&P500
全世界株式には現在米国が60%近くを占めていて、米国株の成長の恩恵でリターンが出ている面があります。
アメリカが今後も大きくは後退しないと思うならどちらでもよいし、米国が大きく後退する懸念があるなら全世界株式にしておく、ということでいいかもしれません。
●日本株投資をおこなっている場合
・日本と米国の分散でOK
→ S&P500>全世界株式
・米国と日本以外にも分散しておきたい
→ 全世界>S&P500
と、いうくらいの選び方、ということで一案として挙げておきます。
全世界株式への投資で言うと、我が家では管理人のヒトヒトはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)につみたてNISAで積立投資をしています。



先ほども触れましたが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)米国が60%近くを占めています。
そのため、S&P500と全世界株式を両方買うのは、分散目的としてはあまり意味がない、という指摘はよくありますし、それはその通りだと思います。
我が家の場合は、一家として米国以外への分散を狙ったわけではなく、それぞれの判断で投資しているだけですのでその点はご了承ください。
むしろ、それぞれの成績を比べながら見ていくことができていて参考になっています。
まとめ
今回のまとめです。
- S&P500投資ならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がオススメ
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に2年間投資したらプラス18.31%のリターンになっていた
今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
本記事は購入推奨ではありません。投資は自己責任です。当サイトをご覧になって行った投資行動でいかなる損失があっても、一切責任は負えません。一例としてご参照いただき、くれぐれも最終判断はご自分でするようにお願いいたします。
S&P500などの米国株投資については以下の書籍も参考にしています。