eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が気になっているけど、 今から投資しても大丈夫?
他のファンドの方が良かったりしない?
そんな疑問をお持ちの方、多いと思います。
今回は、わが家で夫のヒトヒトハビィが楽天証券でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資しているので、 約1年半の投資結果や、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報、評価などについて解説します。
ヒトヒトハビィに原稿依頼しましたが、仕事が忙しくて手が回らないと断られたので、 投資結果のデータだけ提供してもらって、ヒトヒトがお送りします。
過去の投資結果などは以前の記事も参考にしてください。

それでは今回もよろしくお願いします。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基本情報
eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) の基本情報は以下の通りです。



連動を目指す指数(インデックス)はS&P500です。
S&P500はアメリカの大型企業約500社で構成され、算出される指数です。
組入代表銘柄は以下の通りです。



みんながよく知っている大企業ばかりですね。
ちなみにALPHABETが2つありますが、ALPHABETという会社はGoogleのことで、議決権ありのクラスA(ティッカーシンボル:GOOGL)と議決権なしのクラスC(GOOG)に分かれています(2014年から)。
個人が投資する上では大きな違いはないので、あまり気にしなくて良いです。
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) の評価・人気は?
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) の評価や人気について、純資産総額や、ランキングなどを紹介します。
純資産総額
2022年2月9日時点で、純資産総額は9887.06億円となっており、1兆円を超えそうです。



純資産総額はファンドの資産総額から負債などを差し引いた時価総額で、ざっくり解釈するならファンドの大きさとなります。
純資産総額が大きいということは投資家からの資金が集まっていて人気があると考えることができます。
また、純資産総額が大きいと以下のメリットがあります。
- 経費率が下がる
- 繰上償還(運用停止)のリスクが下がる
純資産総額が100億円以上あればあまり償還のリスクは心配しなくて良さそうと言われています。
主な証券会社での買付ランキング
大手ネット証券としてSBI証券、楽天証券、マネックス証券それぞれでの投資信託のランキングを確認してみます。
SBI証券
SBI証券の月間積立設定件数のランキングですと、2022年1月はSBI・V・S&P500が1位で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は2位となっていて前月も同様のようです。



楽天証券
楽天証券でも見てみます。
2022年1月の月間積立設定件数で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が1位となっています。



マネックス証券
マネックス証券ではどうでしょうか?
2022年1月の月間積立設定件数でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が1位です。



前月も1位だったようで、人気の高さがうかがえます。
3社のランキングから
上記の3つの証券会社でeMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) を実際に買っている人が多いのがわかります。
今回は月間積立件数のランキングを提示しました。
他のランキングも確認したいという方は、各画像にリンクを付けていますのでそこから確認してみてください。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021で4位に選出
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021ではeMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) が3連覇を達成しましたが、 eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) は4位となりました。
2020年は9位でしたが、再度人気を取り戻しているように見えます。
公式サイトからeMAXIS Slim全世界株式と米国株式の説明を含めた動画が公開されていますので紹介しておきます。
eMAXIS Slim全世界株式と米国株式が投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021で上位に選ばれた件の動画
Yahoo!ファイナンス BEST FUND AWARD 2020で大賞を受賞
Yahoo! ファイナンスのBEST FUND AWARD 2020でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はファン投票部門とポートフォリオ部門(総合賞)の2部門で大賞を受賞しています。









ちなみに、Yahoo! ファイナンス BEST FUND AWARD 2019のファン投票部門でもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が大賞でした。
本当に近年人気があるファンドです。
他社の米国株式インデックスファンドとの比較
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) が人気があるのがわかりましたが、他のS&P500へ連動するインデックスファンドとそんなに違うのでしょうか?
S&P500への連動を目指す以下のファンドとの比較してみます。
- eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
- SBI・V・S&P500
- つみたて米国株式
- Smart-i S&P500インデックス
- iFree S&P500インデックス
SBI・V・S&P500が一番信託報酬が安いですが、最近のリターンは少しの差ですがeMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) が一番良いです。



信託報酬については、eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」とうたっています。



実際にこれまでも信託報酬の値下げを実行してきています。
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) に関しては、過去に以下のように信託報酬の変更がおこなわれています。



今後さらに他社が信託報酬を値下げなどして、最安値を出してきても、eMAXIS Slimシリーズなら他社に負けない値下げを実行してくれるのではないかという期待が持てます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に1年半投資した結果
実際に夫がeMAXIS Slim米国株式 (S&P500)へ2020年8月から1年6ヶ月投資した結果をお見せします。






買付額が一定でなく、まちまちなので、こんな感じで買っていたらこういう結果になったよ、という1例として参考程度に見ていただければと思います。
最近は毎月20,000円ずつ買っていたようですが、2022年1月に急に50,000円分の追加購入していました。
ヒトヒトハビィになぜ買ったのか聞いてみたところ、




マイナス5%ルールに従ったから




は?
マイナス5%ルール、どうやらこのことだったようです。
「【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話」というYouTubeチャンネルです。
元証券マンの「ゆう」さんという方が運営しています。
声に落ち着きがあって聴きやすいです。
2022年1月17日から1月21日の一週間でS&P500指数が5%以上下落したのを受けて、ヒトヒトハビィは追加購入したようです。
今後、この購入が吉と出るか凶と出るか見ものですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のまとめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は
- 大手ネット証券で人気の購入銘柄
- 2020年に比べて2021年は投信ブロガーの人気を取り戻してきている
- Yahoo!ファイナンスの利用者からはかなり人気がある
- 常に最安クラスのコストをめざしていて、リターンも優れている優良ファンド
- 2020年8月から少しずつ買っていたら2022年1月の段階で15%を超える含み益が出ている
- S&P500が一時的に大きく下げた時は長期目線では購入チャンスかもしれない
ということで、S&P500への投資を検討している方、投資をおこなっている方の参考になれば幸いです。
それでは今回はこのあたりで。
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